2025年のふりかえりと思うことを書き留めていきます。
Pocketpair, inc.
今年は人生で初めての転職をしました。前職のサイバーエージェントで支えていただいた皆様、ありがとうございました。
転職先はポケットペアで、Steamゲームを作る業種となります。去年の振り返り記事でもご紹介させていただいた通り、2024年3月から副業としてお世話になっていましたが、本業を切り替える形で入社しリードネットワークエンジニアとして勤務しています。
業務領域かつエンジニアリングで大きく異なるのはUnreal C++を始めたところでしょうか。軸足はバックエンドに置きつつ、業務上、私が対応したほうがスムーズに進みそうなところはコードを触るようにしています。ゲームエンジンのアーキテクチャはWebの知識が通用しないことも多くフィードバックループも長いので四苦八苦することもありますが、タスクベースでコツコツこなしています。
プロダクトのユーザーと直接話す機会も増えたのも、私の中で強く印象に残っています。 例えばPalworldの公式Mod対応やModUploaderでは、公開に至る数週間前から多くのテスターや実際のMod製作者のフィードバックを取りながら完成度を上げたことにより、安定したリリースを行うことができました。
https://github.com/pocketpairjp/PalworldModUploader
ユーザーと対話しながらゲームを作っていけるこの環境だからできることを大切に今後の制作にも向き合っていきます。
AI
2023年の振り返りでは、AIについて下記のように書いていました。
AIに仕事が取って代わられるかは不明ですが、エンジニアリングにおいては人間が代替されるのではなく、インターフェースが代替されるようになるのではないかなと思っています。IDEやクラウドコンソールとLLMが統合した未来、今まで指示の仕方がコードやUIの操作だったものが言語による指示に代替されそうです。
我ながら結構良い予想をしています。2025年初期はClineにより自動操作されるVSCodeに感動し、そこからほどなくして各社からコーディングエージェントが出現しました。
実務でも課題とコーディングエージェントであるCodexやClaude Codeの橋渡しをする機会が増えました。課題をCodexに投げ、修正の代わりに調査レポートをMarkdownで出力させ、それを自分が読みながらコードを追い修正するのが最近の業務の流れです。
Unreal C++においても、もはや単純にバグレポートをCodexに丸投げすれば課題を十分解決してくれるレベルまで来ていると思いますが、構造の理解を進めたい気持ちと ”バグの原因を理解したい" という単純な知識欲のためにコードを読むこと自体は続けています。私自身が書いて、100%理解しているコードに関してはもう丸投げしていますが…。
まず求められる説明力
いわゆる “駆け出しエンジニア” がこのAI時代に必要な能力は何なのかと考えることもありましたが、最近はコンテキストを埋める能力が求められるのではないかという仮説があります。
何らかの課題に向き合うとき、LLMを使うときはコンテキストに正しい情報を含むのが重要です。既存のコードベースの場合はコーディングエージェントが読んできてくれるようになりましたが、実務はより複雑でテキスト化されていないコンテキストを含みます。これを把握し、説明することが入門としては非常に大切なスキルになりそうです。
シニア以上のエンジニアがどう動いていくべきなのかも考えていましたが、この辺りはまだあまり言語化できていません。来年以降の宿題にしようと思います。
旅行
ちょこちょこと旅行に行っていました。一番遠くに足を運んだのは5月のスペインです。
転職時の有休消化でスペインに行きました。場所の選定は特にこだわりがあったわけではありませんが、2024年にヨーロッパを経験しており精神的な敷居が低かったこと、たまたま良い感じの直行便飛行機が出ていたことからスペインを選定しました。
スペインの街並みは今まで足を運んだことのある中央ヨーロッパと比べるとやや異質で、少しイスラム文化の香りが残った街並みを楽しむことができます。下の画像は古都トレド。彫刻や装飾よりもパターンや面で建物を作る感じがスペイン特有の雰囲気を感じさせます。
スペインといえばバルセロナ!みたいな所もありますが、個人的には千年来の歴史と近代の生のスペインをマドリード周辺で楽しめたのはとても良い経験になったと思います。スペインに対してはなんとなく暖かそう・サグラダファミリアがあるくらいの知識しかありませんでしたが、やはり行ってみるとその土地のことをしっかり理解できますね。
次は北欧にも足を運んでみたいなと思っていますが、しばらく予定はありません。
推し活
去年のはじめ、友人に誘われて初めてJMoF2025というケモノ着ぐるみコンベンションに参加し、それがきっかけでケモ着ぐ文化にずっぽりとはまった一年でした。
ケモノ文化には生涯片足を突っ込んできた一方、ケモ着ぐ文化圏はやや敷居の高さを感じていましたが、参加してみると意外と皆さんフレンドリーで社交性があり、各イベントをひっそりと楽しんでいます。
推し🦊: https://pdtik.com/codagie/
やや特殊な側面もあるためあまり人に語る機会もありませんでしたが、一つ趣味として確立したなという感じがありますのでご紹介させていただきました。今年も楽しみます。
おわり
今年もなにとぞよろしくおねがいいたします🎍